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早期S状結腸癌(便秘、治癒切除) 今週の1枚230628

[2023.06.28]

2か月持続する便秘を主訴に来院された方。内服で便通の改善を認めたものの、大腸癌家族歴もあり患者様の強い希望もありましたので今回大腸内視鏡検査に至りました。結果的に検査を行ってよかったです。M-NBIでは一部JNET2Bを認め、cTisと術前診断しEMR施行しました。病理結果はpTis(治癒切除)の診断でほっとしております。

やはり消化器疾患の中の「内視鏡治療適応病変は検査を行わないと正確な診断ができない」ことを理解することが大切であり、内視鏡検査において「①まず行う②すると結果が付いてくる」ことがいかに重要かを指し示す教訓的症例となりました。当院としても大変勉強になりました(因みに便潜血陰性です)。

胃腸の不安があり胃カメラ・大腸カメラ検査のご相談はお気軽にお問合せ下さい。

 

40歳代 男性 便通異常

#.早期直腸癌 pTis

左上:NBI遠景観察、 右上:NBI弱拡大観察、 

左下:焼灼後RDI観察、 右下:クリッピング縫縮後 

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