当院の内視鏡検査<4つの特徴>
次に繋がる・胃腸に優しい内視鏡検査を行うために
がんの治療は「早期発見」することが最も大切です。そのためには定期的に・気軽に・安全で・正確な検査を・苦痛なく行うことが必要条件です。まつおか内視鏡内科では「口腔内から肛門まで」を消化器内視鏡専門医が確実な技術で診療します。内視鏡検査は苦しいというイメージがあると思いますが、様々な工夫(極細径カメラ/鎮静剤/炭酸ガス送気システム/無送気軸保持短縮挿入法)によりできるだけ苦痛のない検査をご提供します。
特徴①
安全で確実な挿入技術
大腸内視鏡検査は肛門から盲腸までを苦痛が少なくかつ、数分で挿入できる安定した技術があってこそ初めて正確な観察・診断・治療ができる検査です。
通常は空気で腸管内を膨らませるため苦しい検査となりますが、無送気軸保持短縮法を用いることで大腸の負担を最小限に抑えます。また、専用の炭酸ガス送気システムを使用することで、検査後の腹満感や不快感の速やかな軽減が期待できます(もちろん安全性も確認されています)。その方の腸に合ったファイバーの選択・挿入法の選択を行う事で疼痛を最小限に抑えることが可能となります。挿入法の歴史を紐解き腸にやさしい挿入を再現・実践して参ります。
特徴②
正確な診断・治療
がんを早期発見することにより内視鏡手術で治癒できる時代となりました。そのためには様々な専門技術を用い確かな診断を行うことが前提となります。当院では信頼性の高いオリンパス(株)社製の次世代内視鏡システム「EVIS X1 CV1500」をいち早く採用しています。ハイビジョンクオリティーの下、5LED、拡大内視鏡検査(生検検査を行わずにその場で細胞組織レベル同等の観察診断が可能)、NBIシステム(狭帯域光観察)、色素内視鏡検査、TXIを用いることで治療に直結する適切な診断を行う事が実現できます。
院長は10年間に渡り富山県立中央病院消化器内視鏡センター(松田充医師・松田耕一郎医師に師事)にて内視鏡挿入技術・診断技術・治療技術を学びました。開業するまで内視鏡検査・手術は15,000件以上(うち大腸内視鏡検査・手術は7,000件以上)を経験しております。ここ数年は毎年3000件の内視鏡検査を担当させて頂いております。当院で施行した検査実績は随時更新しておりますので詳細はご確認下さい。
ポリープが見つかった場合、その場で迅速に正確な診断を行い内視鏡的治療が可能と診断した病変はポリープ切除術(ポリペクトミー)を行います。内視鏡の中から針金状の輪っか(スネア)を腸管内に出して、ポリープにスネアを(輪投げのように)かけてバイポーラースネアを用いた高周波電流(電気メス)にて熱焼灼してポリープを切除します。その際の疼痛はありません。切除後は取り残しが無いか・出血がないかを丁寧に確認したのち検査を終了致します(切除検体は全て病理検査に提出し後日報告致します)。
もちろん大型のポリープで出血リスクが高く、入院の上内視鏡治療が適切と判断した場合や早期がんであっても特殊な器材を用い治療したほうが良いと判断した場合などは、連携する専門医療機関へ責任をもってご紹介致しますのでご安心下さい。
特徴③
徹底した衛生管理・環境整備
当院の内視鏡検査・日帰り内視鏡手術は全例「消化器内視鏡学会専門医」である院長が行い、内視鏡技師を含めた内視鏡検査に精通した看護師がサポート致します。
内視鏡検査器具の洗浄は日本消化器内視鏡学会・日本消化器内視鏡技師会「内視鏡の洗浄・消毒に関するガイドライン(第2版)」を遵守しております。当院ではカイゲンファーマ社製の内視鏡洗浄消毒器を用い隅々まで消毒・洗浄を行っております。強酸性電解水によりピロリ菌等の細菌・ウイルスなどの内視鏡介在感染の防止に努めます。内視鏡関連の医療機器は徹底した消毒・滅菌を行う事により感染予防を実践し、常に清潔なスコープで安心した検査を行えます。また酵素洗浄剤を用いた超音波洗浄器で、検査で使用する処置具を洗浄しています。上記のように(当然のことですが)患者様に見えないところも誠実な取り組みを実践することで皆様の安全を守りたいと考えています。
内視鏡検査中は、生体モニターにて心拍数・血圧・血液中の酸素飽和度を監視・観察し安全に検査を行います。検査後は内視鏡手術を受けられた患者様全員に緊急時対応を行い、万が一発生する偶発症の対応も万全の対策を行っています。連携する高次医療施設様と綿密な病診連携を行い、入院を含めた万全の診療体制をご提供致します。
特徴④
気軽に受ける内視鏡(日曜診療・レディースデイ)
胃カメラ検査は原則、予約をする必要なく受診当日に検査を行える環境を準備しております(1日の検査枠を超えた場合、後日検査となります)。「仕事のため前もって検査予約が難しい」「平日は多忙で土曜日や日曜日の検査を希望したい」等のビジネスパーソンや子育て世代のご要望に応える体制を実現致しました。「常時、内視鏡検査の提供」の実践のため完全予約制で「日曜診療」も行っております(日曜日の胃カメラ・大腸カメラ)。大腸カメラ検査は微小病変の見逃しを防ぐための事前の腸内洗浄が重要となりますので前処置薬・検査食を準備しておりますので検査5日前までに一度受診をお願いしております。
また内視鏡検査に抵抗がある女性の方のためのレディースデイを設けています。特に大腸カメラ検査は1日がかりの検査となりますのでご自身のライフスタイルに合わせて検査を受けて頂きたいと考えます。