今週の診療220724~
院長の松岡です。
いよいよ7月最終週です。メディア報道の如くここにきて急激なコロナ感染の増大となっていますが、胃腸の調子が悪く内視鏡検査のご依頼も増えています。胃カメラ・大腸カメラ検査で早期大腸癌の診断~治療(治癒切除)に至った方も複数でており検査を受けて頂き本当に良かったと思います。
夏季休暇
8月10日(水)~8月14日(日) 夏季休暇
8月15日(月)内視鏡検査主体とした診療(診察受付時間:9時00分〜13時00分)
8月16日(火)から通常診療開始
連休前後は大変込み合う事が予想されます。定期通院されている方は計画的な受診をお願いします。また内視鏡検査をご希望の方はお早目の検査枠確保をお願い致します。
挿入困難例
今週前半、挿入困難例で相談を受けていた方の内視鏡検査を担当させて頂きました。直腸の固定が緩い事は想定していましたが、脾彎曲部の挿入も難渋し、何とか回盲部まで検査を完遂出来ました。遠方からの来院であり問題なく検査を終えることができ、私もほっとしました。一方、頑張りましたが回盲部まで到達できない症例もありました。現在持ちあわせている打ち手を全て出し尽くしましたが残念ながら上行結腸までしか挿入できませんでした。回盲部まで観察できないと全結腸検査には値しないため、いつもお世話になっている内視鏡スペシャリストが多数在籍する総合病院様にコンサルトさせて頂きました。大腸内視鏡検査は無理をすると本当にあっけなく腸管を傷つけてしまいます。よって過信をせず自分の技術を冷静に見極めて日々皆様と向き合って行きたいと思っています。今後も技術の向上のため全力で内視鏡検査に取り組んで参ります。よろしくお願い致します。
今年に入り、挿入困難例の大腸カメラ検査の相談を受けることが本当に増えています。大変有難く思うと同時に毎回緊張の連続です。以前に大腸カメラ検査を受けて挿入困難(回盲部まで挿入できなかった)になった理由は必ずあります。その理由を探りどのアプローチが正解のラインかを見極めることが求められます。①まずは数種類ある腸管洗浄液からその方に合ったものを選ぶことから始まります。②そして腸にもタイプがあります。その腸に合ったファイバーを選択することが大切となります。腸の長さ、コシ、ファイバーから伝わる右手の感覚が非常に大切となります。③そして挿入法です。挿入法も汎用性の高い基本の型はありますが、全ての腸がその型で入るとは限りません。従来使われていた型を用いた方が良い場合も時と場合で多々ありますし、複合型で攻め込むこともあります。体位変換や用手圧迫を合わせることも大切です。常に全体最適を意識し、腸を巻き取っていきます。
本日は
ワクチン集団接種のお手伝いに出向してきました。このところの予断を許さない感染状況の中、大勢の方が受診されました。1日でも早く世の中が良い方向へ向かえばと願います。