進行上行結腸癌(血便なし、便潜血陽性のみ) 2026夏の1枚260810①
便潜血陽性を主訴とした上行結腸癌の診断事例
便潜血陽性を主訴にご紹介いただいた患者様の症例です。大腸内視鏡検査を実施したところ、上行結腸に20~30mm大の腫瘍性病変を認めました。当院では精密な診断を行い、速やかにお世話になっている総合病院様へコンサルト(ご紹介)をさせていただきました。
患者情報および臨床診断
| 年齢・性別 | 50歳代 男性 |
|---|---|
| 主訴 | 便潜血陽性 |
| 臨床診断 | 上行結腸癌 2型(adenocarcinoma:腺癌) |
| 観察手法 | WLI観察(通常光)、NBI観察(狭帯域光) |
内視鏡検査による詳細な所見
遠景観察では送気脱気で病変の変形は乏しく、病変周囲の周提(盛り上がり)の丈は比較的高く、中央陥凹部(1+0-Ⅱc型)については、JNET分類でType 3と構造は確認できますが極性は保持できていないと判断しました。病変の深達度や性質を詳細に評価し、適切な治療へとつなげることが重要です。
内視鏡画像による観察
画像左・中央はWLI観察(通常光)によるもので、右側の画像はNBI観察によるものです。NBIを用いることで、微細な血管構造や表面パターンの詳細な評価が可能となります。
