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回盲部管状腺腫(便潜血陽性) 今週の1枚260527

[2026.05.27]

便潜血陽性をきっかけに来院された患者様の症例です。人生初の大腸カメラ検査において、虫垂開口部の近傍に10mm大のⅠs病変を確認いたしました。拡大NBI観察にて詳しく解析したところ、概ねJNET2A(一部、粘液産生が多い印象のⅣ villous pit相当)の所見が得られたため、内視鏡的一括切除を実施いたしました。

虫垂開口部近傍に認められた大腸ポリープの切除

今回の検査では、病理結果により低異型度管状腺腫であることが判明し、無事に治癒切除となりました。この主要な病変を含め、今回の検査で合計4病変に対して大腸内視鏡的治療を完了することができました。

正確な診断を支える丁寧な洗浄と観察技術

精密な病変観察には、IEE(画像強調内視鏡)の活用が非常に有効です。しかし、それ以上に重要なのは、観察の前提となる病変の洗浄を丁寧に行うことです。兎に角洗浄して残渣を取り除き、クリアな視界を確保するところが始まりです。そうすることでようやく微細な構造の変化を捉えることが可能になります。今後も基本に忠実な、正しい内視鏡検査を徹底して参ります。

症例詳細データ

年代・性別 50歳代 男性
診断名 回盲部管状腺腫(10mm 0-Ⅰs)

内視鏡による観察・処置の様子

左:NBI観察、中:NBI弱拡大観察、右:クリッピング縫縮後

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