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初期大腸がんの目印として特定の腸内細菌が注目されています

[2019.06.07]

院長の松岡です。

先日新聞に「初期大腸がん 目印発見」と題して興味深い話題提供があり、ご覧になった方も多いと思います。

日本では年15万人が診断される大腸がんを、発症前に見つける目印となる腸内細菌を複数特定したと報告されています。

進行大腸がんに至る遥か前にがんハイリスクの腸の拾い上げが出来れば、大腸カメラを用い前がん病変のポリープや早期大腸がんを内鏡治療できるというわけです。

また、大腸がんハイリスクの腸は発癌前後で、腸内細菌や細菌が作る物質の種類と量が大きく変わることも分かっており、腸内細菌を整えることが発癌の予防にも繋がる可能性もあるかもしれません。

潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患と腸内細菌との関係性も示唆されており、今後ますます我々の腸に住み着いている千種類を超える(合計1000g以上)腸内細菌に注目が集まりますね。

 

 

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