便潜血陽性にてご紹介された方。以前挿入困難例で深部大腸への挿入はできていないとのことでした。大腸カメラ検査では右半横行結腸に4mm大、0-Ⅱc病変を認めました。弱拡大NBI観察ではJNET2Aと判断し内視鏡的一括切除を行いました。病理結果は低異型度管状腺腫、治癒切除でした。トラブルなく大腸内視鏡的治療を行うことができました。
微小病変であっても平坦陥凹病変は適切な治療を要します。
60歳代 女性
#.右半横行結腸管状腺腫 4mm0-Ⅱc
左:NBI観察、 中:NBI弱拡大観察、 右:スネアリング後