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大腸ポリープ切除後の後出血の対応

[2023.12.02]

便潜血陽性で大腸カメラを施行した方。

①S状結腸腺腫 8mmⅠp ②直腸腺腫 12mmⅠsp の2病変に対して内視鏡治療を行いました。しかしながら翌日食事開始後に腹痛、数回の血便のご連絡をいただき、緊急内視鏡検査に至りました。腸内には血性の腸液を認めました。慌てずに丁寧に水洗を行い出血源を同定することが大切です。①の焼灼後の潰瘍底からの後出血と判断致しました。追加でクリッピング止血を行い、止血を確認し検査を終了いたしました。

「当院でできることは当院で」を診療コンセプトに創業当時から診療を行っております。「当院でできること、そうでないことの見定めを誤らないこと」が内視鏡診療の生命線ではないかと考えます。今後も慎重な内視鏡診療の提供を心がけてまいります。

 

左上下:NBI遠景観察、 右上下:クリッピング縫縮後 

左上:血性腸液、 中上:潰瘍上の露出血管、 右上:追加止血

左下:水洗にて止血確認、 中下:治療後潰瘍、 右下:追加止血

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