消化器疾患の研究会に参加しました
[2019.08.24]
院長の松岡です。
昨日消化器疾患の研究会に参加してきました。
セクション①は家族性地中海熱についての講演でした。これまでなじみがなかった疾患であり非常に勉強になりました。診断基準があるため膠原病などと同様、疑うところからスタートしないと診断を付けることも困難な印象を受けました。繰り返す腹痛・発熱、発作時と間歇期があることを念頭に実臨床に役立てていきたいと考えます。
セクション②では炎症性腸疾患を中心とした総論について学びました。抗TNFα抗体が有効な潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病のほか、IgG4関連疾患・好酸球性消化管疾患、他に単一遺伝子疾患である家族性地中海熱・PG関連腸症・IL10受容体欠乏疾患等まで幅広く学び、頭の引き出しの整理が出来ました。特にIBDにおける生物学的製剤の実際の使用についてもお話が聞け大変勉強になりました。