洗い出して削ぎ落とす
院長の松岡です。
3月も明日でもう1週間終了です。
今週の内視鏡検査
今週も多くの方に受診頂き、大腸腺腫・早期大腸癌・大腸癌・潰瘍性大腸炎等様々な疾患を見つけ、治療へと結びつけることが出来ました。症状のある方の検査は進行病変が見つかることも少なくなく慎重な準備が必要です。ただ健診異常(便潜血陽性・胃バリウム検査異常)で受診された方でも治療を要する疾患が見つかることが多々ありこちらも気を抜くことは出来ません。今週は30~40歳代に病変が見つかることが多く、ご自身はもちろんですが、我々も本当に驚いています。がん年齢の世代の方の検査はもちろんですが生産年齢人口の比較的若い世代の方の消化器がんの早期発見早期治療にも全力で向き合って参ります。
質の維持
毎日内視鏡検査を行っているとそれなりに器材の消耗も激しいため、当たり前のことですが内視鏡器材のメンテナンスや消耗品の管理の徹底が非常に大事となります。道具に妥協すると、ここ一番の勝負所で後悔することがありますので「道具の妥協は許されません」。基本は①「実績のある定番を確実におさえること」と②「トレンドを取り入れ技術を向上させること」を常に平行して実践することだと思います。「自身で判断して1つ1つ自分のものにしていく事でしか技術は向上しない」とあるプロスキー選手が言っていました。基本操作を何度も繰り返し、色々取り入れて試し、洗い出し作業を何度も行うことで、最良の番手がでます。その時点で既に、余計なものがそぎ落とされ自分に落とし込める最終型になっているわけです。
皆様にとって最良の内視鏡診療を提供できるよう、当院は日々前進していきます。
※当院はOLYMUS社製内視鏡システムを採用しています。