巨大な胃ポリープ(黒色便、バリウム検査異常) 2024春の1枚②240320
[2024.03.20]
健診バリウム検査異常で胃カメラ施行となった方。背景胃粘膜にC-2萎縮を認めますがピロリ菌は未感染でした。
胃カメラ検査では40mm大の病変を認めました。拡大観察では過形成ポリープを疑いますが表面から自然出血も伴っており治療に至りました。出血のリスクもあったため凝固波を混合し病変根部を切除、動脈性出血に対してRDI観察を用いながら適宜破綻血管を潰し切除面を縫縮し治療を終えることができました。病理レポートも過形成性腺窩上皮間の炎症性間質の増勢が強くびらんや出血所見が目立っており、肉眼所見に矛盾ありませんでした。
40歳代 男性
#.胃過形成ポリープ hyperplastic polyp
左:遠景観察、 中:胃内反転観察、 右:クリッピング縫縮後