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ダイバーシティ的内視鏡検査・手術の取り組み

[2020.11.11]

院長の松岡です。

1111ですね。

お陰様で毎日沢山の内視鏡検査をさせて頂き、スタッフ共々充実した日々を過ごすことが出来ています。本当に感謝しております。

当院の内視鏡検査の状況

11月現在で内視鏡検査は胃カメラは4000件、大腸カメラは3000件ほど施行しており、上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡共に検査させて頂いていることが当院の特徴の1つと思います。

また、3000件の大腸カメラ検査のうち(2020.11.10現在で)大腸ポリープ切除術は977件と1000件近い内視鏡手術を安全に十分注意を払う事で大きなトラブルなく行えていることも当院の特徴の1つと言えるのではないかと思います。

日帰り内視鏡手術の質を高める

内視鏡手術EPと言ってもいくつか方法があります。病変の切除時に熱を加える手法HSP、最近のトレンドの熱を加えない手法CSP等(詳細は当院の過去のブログを参照下さい)色々あります。病変の形状、大きさ、種類などによって1症例1症例その病変に最適な切除アプローチを用います(相手の出方に合わせて上手くマッチングさせます)。当院ではESDといった入院が必要な特殊内視鏡治療以外、全て対応しています。25mm大の比較的大きなサイズの早期癌~良性腫瘍(腺腫、SSL)等まで内視鏡検査時に切除可能と判断した病変に関しては全て対応させて頂いています。

しかしながら、ただやみくもに切ればよいものはありません。特に内視鏡検査ではまずは相手を知ること(存在診断)が重要です。次に病気の種類・縦横方向の病変の広がりを深く調べること(質的診断)を行い、当院の内視鏡技術で切れるものか、総合病院の内視鏡スペシャリストの先生に依頼すべきものか、内視鏡治療適応外で外科医の先生に依頼すべきものかをその場その場で判断します。正確な診断をするためには内視鏡技術、内視鏡検査時に用いるデバイス(EVIS X1、4K画像、ファイバー選択、CO2送気システムNBIシステム、拡大内視鏡、色素内視鏡)、内視鏡技師・看護師の力、円滑な外来~内視鏡検査への流れ等、ざっと考えるだけでも沢山の力を結集する必要があり、まさにダイバーシティ的内視鏡医療と言えるのではないでしょうか。

そして決して忘れてならないことは、当院へご紹介頂くいつもお世話になっている開業医の諸先輩方、開業前から内視鏡医の心得・技術指導をしていただいてる総合病院内視鏡スペシャリストの先生方、快く相談に乗って下さる総合病院消化器外科の先生方の存在です。当院は様々な先生方に支えられていることで、皆さんに安定した内視鏡診療が出来ています。当院に係って下さる全ての方に感謝して診療に望みます。

気軽に受けて頂ける内視鏡の追求

内視鏡検査は数ある検査の中でも辛いと言われている検査の1つであり、食事制限も必要なため時間的制約もあります。多忙なビジネスパーソンの皆さん、子育てや介護で忙しい主婦の皆さんであれば「できれば1回の検査で済ませて欲しい」と願うことは当然であり必然です。そのために当院は最新技術を積極的に導入することで検査・診断の質を高めていきたいと思っています。同時に治療内視鏡の安全性を高めるため、私の技術向上はもちろんですがスタッフ教育にも力を入れています。富山の消化器癌の早期発見・治療を目指し、内視鏡診療を包括したオールインワンマネージメントの構築に取り組んでまいります。

「消化器がんで悲しむ方を1人でも減らしたい」に全力で向き合って行きます。よろしくお願い致します。

 

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