今日はこどもの日ですが..
院長の松岡です。
例年のGW中とは異なり、2020年はCOVID-19感染者急増にて未曽有の事態となっています。
医療危機的状況宣言が発表され、国民一人ひとりが自分の健康管理、クラスター源にならないように心がける意識が大切です。
日本全国の医療機関もCOVID-19に対応できる医療体制の強化に取り掛かっています。
今回、日本医師会から「新型コロナウイルス感染症外来診療ガイド」が作成されました。2019年12月に発生してから数か月のCOVID-19の概要から外来診療における実際まで、我々開業医がどのように対応すべきかが記載されており、作成された先生方のご苦労が読み取れます。
GWにも関わらず感染症対策に打って出ている攻めの姿勢を示されている先生方とディスカッションさせて頂き、当院も危機意識レベルをさらに高めています。スタッフ全員が想像力を最大限に高め、正確な情報を共有することで、皆さんが安全に普段通りの外来受診ができる環境を維持して参りたいと考えます。
この1,2か月で強化した当院の感染症対策を徐々にご提示して参ります。この大型連休中も少しずつ対策を講じています。
当院は5月1日から「まつおか内視鏡内科」として消化器・胃腸内科を主体とした診療を行って参ります。(未だ未知のことも多いですが)徐々にCOVID-19の特性も多くの先生方の努力によって分かってきました。スタッフの命の安全の確保・院内感染(クラスター源)の防止を徹底的に行い、当院のやるべき診療を行います。
先週もかかりつけの患者様数名から「結構仰々しいことになっていますね」と診察時に率直な意見を伺いました(受付スタッフは全員マスク、ゴーグル、手袋着用し、消毒・換気の徹底も行っており、皆様には肌寒い思いをさせていると思いますがご理解よろしくお願いします)。
しばらくは試行錯誤が続き、従来通りの診療とはいかないと思います。何よりも皆様に安全な消化器・胃腸科診療を安心して受けて頂くためとご理解いただければありがたいです。上記ガイドを参考にしましても、当面は発熱・感冒症状の方は青空診察(車内での診察)とさせていただくと思います(内視鏡診療中は対応しかねることもあると思います、ご理解お願い致します)。現在は全ての患者様は非予約制ですが、今後場合によっては発熱・感冒症状の方の診察は事前にTEL頂く完全予約制とさせていただくことも検討していきたいと考えます。
最後に、当たり前のことですがこの時期であっても消化器がんは全く待ってはくれません。4月も症状のある方の内視鏡検査で胃がん・大腸がんが見つかっており、内視鏡治療や手術の方針となった方が少なくないこともまた事実です。
繰り返しになりますが当院は厚生労働省・医師会・各種学会の指針に従い、当院のやるべき診療を、最大限皆様の安全に留意して行って参ります。
※連休明けの診察初日5月7日(木曜日)は症状がある方が多いことが予想されますので、当院を定期通院されて状態が安定されている方は曜日をずらしていただくか、15時以降に受診下さい。よろしくお願い致します。