19.8月の診療が終了 2018年統計:食道癌・胃癌・大腸癌の罹患数・死亡数
院長の松岡です。
先週で8月の診療が終了致しましたので<当院の内視鏡実績>を更新致しました。
昨日内灘で内科学会が開催され参加して参りました。
①消化器の講演では消化器がんの内視鏡診療について学びました。2018年の最新の統計では本邦の消化器がんの罹患数、死亡数はそれぞれ胃がん(128700人(2位)、45900人(3位))、食道がん(22300人(14位)、11300人(10位))、大腸がん(152100人(1位)、53500人(2位))と報告されています。
2016年度の胃がん、食道がんの内視鏡治療(EMR、ESD)はそれぞれ53031件、11081件とがん年間罹患者の約40%、50%を占め、早期発見早期治療の重要性が理解できデータでも示されていました。
拡大観察、色素観察を駆使し、病気をいかに早期発見することで内視鏡治療に結び付けていけるかが、当院としても非常に大きな命題と言えます。
少しでも富山県の消化器がんの撲滅に貢献できるよう努力して参りたいと思います。
②高血圧の新しいガイドラインについて学びました。JSH2019について解説がありました。特に中年期の持続する高血圧が認知症のリスクとなるため注意が必要とのことです。また日本人の高血圧は欧米と比べて脳血管障害、心不全に至ることが多いため適切な管理が必要とのことです。
先輩の先生方にもお会いさせて頂き近況報告させていただき、そして実臨床での貴重なアドバイスを頂きました、大変ありがたいです。本日からの診療に役立てて参ります。