バウヒン弁の肛門側に広がる30mm大のLST-NG(PD)病変を認めます。NBI拡大観察では表面構造は概ねJNET2Aですが、(構造があり無構造ではないですが)中心陥凹部の詳細な確認が一部できませんでした。volumeのあるⅠs病変の周囲に丈の低いⅡa病変が広がり、前述のように中心は陥凹を疑う所見を認めます。大腸ESD適応病変と考え、お世話になっている内視鏡スペシャリストの先生にコンサルトさせて頂きました。
60歳代 女性 便潜血陽性
#.上行結腸腫瘍 LST-NG(PD)
左:非拡大WLI観察、 中:非拡大NBI観察、 右:NBI弱拡大観察