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S状結腸ポリープ(便潜血陽性 Ⅰsp) 2023秋の1枚230920③

[2023.09.20]

便潜血陽性で初回の大腸カメラ検査で受診の方。WLIでは発赤調、やや凹凸のある結節状の病変。基部にはwhite spot signを認めます。弱拡大NBI観察では概ねⅣbranched様、JNET2Aであるも、NBI観察では一部結節と結節の陥凹と思しき部位にJNET2Bを疑う所見を認めます。Ⅰsp~Ⅰp病変の場合、粘膜筋板の樹枝状進展も考慮しなければならないためcT1bは完全には否定できず。高次医療機関様で再検査並びに内視鏡的治療のコンサルトとさせて頂きました。

丁寧な観察~診断を行うことで適切な治療が実践できます。

50歳代 女性 便潜血陽性

#.S状結腸ポリープ 20mm Ⅰsp cT1a

左:NBI観察、 中:弱拡大インジゴカルミン散布観察、 右:拡大NBI観察 

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