胃痛、黒色便で初回の胃カメラ検査で受診された方。胃底部後壁に巨大な粘膜下腫瘍性病変を認め、頂部にdelle(正常粘膜欠損による病変細胞の露呈)を伴う。採血にて貧血進行も認めたため、EUS-FNAを含めた精査、並びに加療目的に高次医療機関様へコンサルトとさせて頂きました。最短で検査～精査を行うことの重要性を再確認させられる症例です。

30歳代　男性　心窩部痛、黒色便

#.巨大胃GIST：KIT(+),CD34(+),desmin(+/-),S100(-),:Mitosis:2/5mm2,Mitotic rate:low,Ki67 LI:3.0%

左、中、右：WLI観察