1年前から自覚する食道のつかえ感が、1か月前から増悪したため来院された方。

飲酒あり、喫煙あり。人生初回の胃内視鏡検査です。下部食道に1/2周性の白苔を伴う2型腫瘍を認めます。食道管腔の完全閉塞は認めませんが腫瘍病変による管腔の圧排像を認めます。いつもお世話になっている総合病院様へ速やかにご紹介させて頂きました。

若い方であっても必要時は内視鏡検査を受けることが大切と理解できる症例です。

 

これまで胃カメラ検査・大腸カメラ検査を受けていない方で消化器症状のある方はまずは消化器内科にご相談することをお勧め致します。

「消化器癌をいかに早い段階で発見するかが大切であり、それぞれの消化器癌のリスク個別に確認し2次予防に結び付けること」が内視鏡内科である当院の役目と考えます。

＜内視鏡検査が苦手な方へ＞

 

40歳代　女性　食道の詰まり感

#1.進行食道癌(squamous cell carcinoma)

左、右：WLI観察