院長の松岡です。

日本国内はもとより全世界でCOVID-19の拡大が止まらず、今更ながら感染症の脅威とヒトは今後も対峙していかなければならないのだと切実に思います。

一般内科受診される皆様へのお願い

例年のこの時期であれば病院の待合室に咳をした患者さんが多く見受けられることは決して珍しい事ではありませんが、今シーズンは不安な方は少なくないのではないかと思います。

当院は気管支喘息・咳喘息・花粉症の患者様も来院されます。咳をされている方が同じ待合室におられても前述の疾患は人にうつる感染症ではありませんので過度な心配はいりません。ただ院内感染予防のためマスク着用、咳エチケットのご協力をお願いします。

※風邪症状や37.5℃以上の発熱が持続する場合はまずは帰国者・接触者相談センターやかかりつけ医の先生にご相談下さい。＜続きを読む＞

※一般内科診療も行っておりますが、下記の如く当院は消化器内視鏡検査が多いため時間帯によっては対応しかねることもございます。ご迷惑をおかけすることもございますが、安心した胃カメラ・大腸カメラ検査を提供させていただくためと考えます。ご理解頂けましたら幸いです。

COVID-19という名前が独り歩きしており、感染症専門家医の間でもまだ分かっていないことが多いと言われています。咳嗽を伴う高熱の方が来院された場合はまずはこれまで通りの感染症の除外、感染症であれば細菌感染か非細菌感染かの確認を行い、我々が出来る対応をとって参りたいと考えています。

内視鏡内科としての感染症対応

毎日内視鏡検査を10～15件ほど行う当院としては、胃カメラ・大腸カメラ検査を受けて頂く皆様の不安を少しでも解消することで、皆様に安心して消化器内視鏡検査を受けて頂きたいと考えています。

①受診された方全員の検温を実施しています。

②発熱者の方には診察順が来るまで自家用車で待機をお願いしています(緊急を要する場合は順番を前後して診察に入っていただき、内視鏡検査・かかりつけの患者さんへの接触を最小限にとどめます)。

③大腸カメラ検査前処置室は一般待合室と別室・トイレも別です。

④大腸カメラ前処置を院内で過ごすことが不安な方は自宅でも飲めますのでお気軽にご相談下さい。

⑤一般外来エリア・内視鏡エリア院内全域に高性能空気清浄機を設置し温度湿度管理の徹底を実施しています。

これまで院内で4台のハイスペックな空気清浄機を稼働していましたがさらに追加しました。(経験者の方はご存知かと思いますが)大腸カメラ検査を行う際、腸内の便を全て体外に排除しないと正確な検査ができません。よって当院で腸管洗浄液を飲んでいただく際は専用のブースで午前中に時間をかけて下剤を飲んでいただく作業があります。当院は1人1人の個室ではなく内視鏡前処置室(ワンフロア)で下剤を飲んで頂いています。検査当日には検温を行っています(場合によっては検査を延期させていただくこともあります)。前処置室は温度・湿度管理の徹底を行っていますがCOVID-19対策(飛沫感染)として上記の如く大型の空気清浄機(もちろん湿度管理を完備した)を導入致しました。

大腸カメラ検査のための腸管洗浄液を自宅で内服したいという方はお気軽にスタッフに申し出てください。柔軟に対応していきたいと考えています。

当院は一般内科診療も行いますが、特に消化器内視鏡診療に力を入れています。

胃カメラ検査・大腸カメラ検査を希望され、当院を選んでくださった方々に余計な心配をすることなく安全に内視鏡検査を受けて頂ける環境作りを行って参ります。

今こそ対応力が求められていると思います。スタッフを含めた限られた医療資源でどのようにすれば安心して受けて頂ける内視鏡診療をご提供できるか、スタッフミーティングでも協議して参ります。

ご不明な点がございましたら些細な事でもお問合せ下さい。