院長の松岡です。

連日報道されているCOVID-19感染症についての富山県医師会主催の新型コロナウイルス感染症の対策研修会に参加してきました。県内の多くの先生方の参加があり関心の高さを物語っていました。

感染症のスペシャリストである富山大学附属病院感染症科の先生、富山県衛生研究所の先生による講演を拝聴し、基礎的な事項から我々開業医が今後どのように対応ていくべきか等の具体的なことまで勉強して参りました。

まずは感染症予防の基本である「こまめな手洗い」「咳エチケット(マスク着用)」等の徹底が重要です。

新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安

①相談・受診の前に心がけて頂きたいこと

　〇発熱等の風邪症状がみられるときは、学校や会社を休み外出を控える。

　〇発熱等の風邪症状がみられたら、毎日体温測定を行い記録しておく。

②帰国者・接触者相談センターにご相談いただく目安

　〇以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センターにご相談下さい。

　　・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)

　　・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

　〇なお、以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、帰国者・接触者センターにご相談下さい。

　　・高齢者

　　・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や血液透析を受けている方

　　・免疫抑制剤や抗がん剤治療を用いている方

　　(妊婦の方へ)

　　　妊婦の方については、念のため重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センターにご相談下さい。

　　(お子様をお持ちの方へ)

　　　小児については、現時点では新型コロナウイルス感染症以外に病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには通常と同様に、かかりつけ医等にご相談下さい。