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下咽頭癌(飲み込みにくさ、咽頭癌/食道癌ハイリスク) 2025春の1枚250423①

[2025.04.23]

半年前から自覚する食道つかえ感で受診された方。背景には胃癌治療歴、多量飲酒、喫煙の嗜好歴があり、咽頭癌/食道癌のハイリスクです。

上部消化管内視鏡検査では右下咽頭に台形状に隆起した粘膜下腫瘍様病変を認め、NBI観察にて頂部のⅡc様陥凹にbrownish areaとドット状血管を認めます。病変は披裂の側方(食道方向)へと広範囲に広がりを見せます。いつもお世話になっている総合病院耳鼻咽喉科様へ速やかにご紹介様させて頂きました。

 

これまで胃カメラ・大腸カメラを受けていない方で消化器症状のある方の消化器癌をいかに早い段階で発見し治療への架け橋に繋げるかが当院の責務と考えます。

下咽頭領域の観察は咳嗽や嘔吐反射が簡単に誘発されるため非常に確認しにくい部位です。しかしながらオリンパス社製の細径内視鏡:GIF-1200Nで、WLI、NBI、TXI、RDIなどのモダリティを適宜用いて胃カメラ検査を行うことで、下咽頭~食道入口部~食道の適切な観察が可能となります。

※まつおか内視鏡内科は消化器癌の早期発見・早期治療に注力しております。内視鏡検査をご希望の際はお気軽にお問い合わせください。

 

70歳代 男性 飲み込みにくさ

#.右下咽頭癌

左:WLI観察、 中、右:NBI観察

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