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当院の便秘治療の考え方

[2020.07.01]

院長の松岡です。

昨日富山市急患センター当番医として出向してきました。

発熱患者さんは意外と多く(発熱患者さんの対応は全例COVID-19対応フル装備で臨みました)、それ以外に消化器疾患(胃痛・下腹部痛・便通異常)で受診される方も見受けられました。

当院の感染症対策

当院では独自の感染症対策を講じながら、内視鏡検査を受けて頂く方に可能な限り安全な検査をご提供しております。感染症の空間的隔離と時間的隔離を徹底的に行う事で、消化器がんの早期発見・早期治療へ結び付けて参ります。世界的には拡大を見せるCOVID-19。国内の第2波、第3波に立ち向かえる基礎体力をつけ、今後も内視鏡学会のガイドラインに遵守し適切な内視鏡診療をお届けしていきます。

便秘大国日本

コロナ禍のためかどうかわかりませんが便通異常の方の受診が増えています。「たかが便秘、されど便秘」。便秘の増悪は生活の質の低下・社会生産性の低下だけではなく、様々な疾患に深く関係することが報告されています。便秘人口は1700万人と報告もあるほど日本は便秘大国です。背景に大腸がんによる腸閉塞を否定することが一番大切でありますが、それ以外にも大腸憩室症、直腸粘膜逸脱症候群(MPS)、便秘型過敏性腸症候群、大腸偽メラノーシス症など治療介入することで症状の改善を期待できます。また2017年から「慢性便秘症診療ガイドライン」が発行され便秘治療の標準化が進んでいます。さらに所謂新薬の登場により便秘治療の夜明けを迎えています。ただ忘れてはならないことは新薬、これまで使用実績がある薬剤、多様な漢方薬を含めの中からその方にfitした内服薬の選択・食生活や便通習慣の提案です。当院では内視鏡内科の強みを生かして便通異常に積極的にアプローチしております。特に生産年齢人口の若い方は多忙のため受診時期を逸して我慢の限界を超えてしまってからの受診が目立ちます。お困りの方はお気軽にご相談下さい。

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