春はストレスにより胃腸を含め体調を崩しやすい時期です
[2019.03.23]
院長の松岡です。
春らしくなってきましたがこの時期の急激な温暖差変化に体調を崩されている方も少なくないように見受けられます。花粉症をはじめとしたアレルギー疾患もさることながら、様々なストレスにより自律神経が疲弊する時期でもあります。特に胃腸は口から肛門まで非常に長い臓器でありますので、嚥下(ごっくんとものを飲み込む動作)、いきみ(直腸から排便を出すときの動作)以外は自身の意識で動かすことが出来ませんよってこの時期に胃腸の不具合を認めることが多くなります。
上部消化管ではピロリ菌がいない方・除菌によりピロリ菌を退治後の方は胃の中に胃酸が多い状態ですので胃酸の食道への逆流が起こると逆流性食道炎症状を認めやすくなります。
下部消化管では便通異常、腹満(お腹が張る)、下痢と便秘を繰り返すなどの症状を急に認めやすくなり、便秘症や過敏性腸症候群が増悪することもあります。
様々なストレスが襲い掛かってくる時期ですので、十分な休息と消化管の安静をとり体調を整えるようと努めましょう。