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女性の便秘・直腸~肛門病変について

[2018.05.24]

院長の松岡です。

慢性的な便秘、腹満感、排便時の異常、肛門の違和感、下血、排便時の出血等の訴えで大腸カメラ検査を希望され来院される方が増えている印象を受けます。食生活の欧米化・生活習慣の変化に伴いご高齢の方ばかりではなく、20~30歳代女性の患者様も多く「はずかしいのでなかなか来院できなかった..」、「仕事が多忙で検査の時期が遅くなった..」等受診時に申される方が多い印象を受けます。

 

下記に挙げるように症状の原因として様々な原因があるため大腸内視鏡挿入時並びに抜去時にしっかり観察することが大切です。当然のことですが当院では大腸カメラ検査時に必ず下部直腸~肛門の観察を行います。

 

大腸がんでは直腸がんが多く、早期発見し内視鏡治療を行うことで人工肛門の増設を回避することが大切です。ほかに炎症性腸疾患のクローン病では痔瘻等の肛門病変を認めることが多いです。大腸神経内分泌腫瘍(NET)、腸管子宮内粘膜症も下部直腸に発見される疾患の一つです。その他、門脈圧亢進症に伴う下部直腸静脈瘤や様々な腸管感染症、便秘・排便時のいきみ等の排便習慣に伴う痔核直腸粘膜脱症候群(MPS)も診断必要な疾患であり、下部直腸~肛門病変は多岐に渡ります。

 

もちろんですが解剖学的・組織学的基本構造を把握した上で出来るだけ苦痛の少ない検査を心がけております。慢性的な便秘で悩まれている方も検査にて原因が分かり治療に結び付くことが多いため気になる方はお気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

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