今回便潜血陽性ではじめての大腸内視鏡検査の方。上行結腸のバウヒン弁同側に側方方向へ広がる25~30mm四方のLST-NG(FE)病変(0-Ⅱa)を認めます。NBI拡大観察では表面構造は概ねJNET2Aですがこの病変もcTis、大腸ESD適応病変と判断致しました。その他、6病変10mm以下のJNET2A病変を認め内視鏡治療させて頂きました(病理は全て腺腫)。
「自覚症状が無くても便潜血陽性時は大腸内視鏡検査を受けることが大切です」
60歳代 女性 便潜血陽性
#.上行結腸癌 疑い(LST-NG(FE)) cTis
左:非拡大NBI観察、 中、右:NBI弱拡大観察