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進行胃癌(慢性胸焼け、初めての胃カメラ) 今週の1枚230118

[2023.01.18]

慢性胃痛、胃もたれ、胸焼けで内服されていましたが、すっきりせず今回が初めての胃カメラで受診。

しっかり絶食をしたにもかかわらず、胃内に食物残渣が鎮座。原因として幽門前庭部の全周性浮腫状狭窄を認めます。オリンパス製の細径内視鏡トップエンドモデルであるGIF-1200Nを用いました。リニアな操作性のおかげで十二指腸挿入は可能で、病変の肛門側の評価もできました。しかしながら病変部の硬化が極めて強く且つ狭窄も強いため、いつもお世話になっている総合病院様へ可及的速やかに病診連携、治療の運びとなりました。調子が悪い時は出来るだけ早く精査を行い、状況把握を行う事が大切であると示してくれる症例です。

 

50歳代 女性 心窩部痛、胃もたれ、胸焼け

#.胃癌(sig)

左:WLI観察、 中、右:AIM色素観察、  

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