今週の診療221127~ オリンパスの素性を生かす
院長の松岡です。
Time waits for no one.
いよいよ明日から師走です。これまでそれほど寒くないのであまり実感はわきませんが、確実に2022は残り1か月です。引き続き感染対策を行い2023に繋げて参りたいと思います。
今年のことは今年のうちに
2022年のうちに胃カメラ・大腸カメラを希望の方は、まずはHPをお読み頂き、当院の内視鏡検査の考え方をご理解頂くことをお勧めしております。その上で検査枠の確保をお願いします。
基本性能を維持する
「先進性は最上位」はゆるぎない事実でありますが適切なセッティングができている旧型トップエンドモデルも侮れません。新型と相対比較した「旧型の旨味のみを余すことなく使い倒す」ことで最新モデルの弱点をしっかり補えます。特に内視鏡の話ですと、挿入困難例であればあるほど、ドツボった際、技術のみではどうすることも出来ない局面に遭遇することがあります。そんな時、シンプルに素材の良さに頼ることが大切であったりします。オリンパス内視鏡のラインナップの様々なモデルからその方の腸特性に適したファイバーを選択することで、一期一会の内視鏡検査に落とし込めます。マルチパーパスはもちろん大切ですが、何を希求されているかを絞りこみ、選択と集中を推し進めることで難局面が打開できることを当院は何度も経験して参りました。則ち、どんな窮地に陥った際も全ての引き出しを開くことが出来るよう、機器の定期メンテナンスを行っておくことこそが一番大切なわけです。そして「常に新品当時の内視鏡性能を100%使い切ることができる準備」を怠らない内視鏡診療の準備と余裕を持つことが要求されます。
さらに大切なことは人のメンテナンスです。年末年始まで忙しい日々続きます。スタッフ一同、休日はしっかり休み体調管理を心がけたいと思います。人とモノが人馬一体となりはじめて質の高い内視鏡診療ができるのではいでしょうか。
人は哺乳類です。自身で見聞きし感じてはじめて理解し判断が下せ、ようやく仕事に楽しさが生まれます。ブレない太い判断基軸を作り上げ、富山の良さを生かした一期一会の内視鏡診療をご提案できればと思います。