お陰様で創業8期目を迎えることが出来ました
ADR向上
使命感を持ち働く
2024年10月2日で創業丸7周年。無事に8期目を迎えることが出来ました。当院は不器用です。あれもこれもと多くのことはなかなかできません。選択と集中。「当院に期待される診療は何か」を常に自身に問い、よりシンプルな思考で初心を忘れず、価値のある消化器内視鏡診療を提案してまいります。
そして、7年の積み上げの結果、現在があります。日々の機微を気づくことは容易ではありませんが、月単位、年単位であれば振り返りができ改善して次につなげることができます。ここ数年でドラスティックに当院を取り巻く環境が変化しております。しかしながら基本は何も変わりません。まず大事なことは足元をしっかり固めることです。次に現在地を確認し続けることが大切です。創業から現在までの軌跡を理解することが将来すべきことに繋がります。2025も従業員とともに使命感を持って目前の「常時、内視鏡検査の提供」に向き合います。
従業員と意識の共有
「正しい内視鏡検査の安定供給」には医師の技術はもちろんのこと、検査を行うための下準備、検査中の補助、検査後の対応など都度場面での適切な対応が要求されます。1症例も同じ検査は無く、緊張の連続であるからこそチームプレーで乗り切ることが大切だと思います。当院の診療理念を従業員1人1人が十分に理解し「その行動にどんな意味があるか」を1つ1つ腑に落とすことで強いチームが出来上がるのではないでしょうか。胃カメラ検査・大腸カメラ検査といった辛い検査を受けに来ていただくからこそ、プロとして当たり前の仕事を届けることに拘りたいと思います。
基本性能を高める
あるミュージシャンが「人にものを伝える時、150%の熱量でようやく70%伝わる」と過剰熱量の必要性について言及していました。また「その音が欲しい時、出せなかったら負けであり、下手でも出さなければならない」とプロの覚悟について話していました。的を得ており、内視鏡現場も同じだなと思います。初めて検査を受ける方にどう検査の必要性をお伝えするか、初めて遭遇する病変への初手を含めたアプローチや、内視鏡処置中出血が収まらずドツボった時など、何としても次の打ち手を打たねばならない難渋局面にこそ内視鏡医の技量が出ます。そんな時に持ち味を発揮できるよう、兎に角量稽古を積み、毎年年次改良してアプライド更新するしかありません。ある野球選手が「基礎のその手前の基礎の基礎こそが大切」と、またあるラリードライバーが「ドライビングスキルは経験量に比例する」と言っています。即ち、技術を高めるためには、量をこなして考え、自身で気付いて階段を駆け上がるしかないということです。基本の質を徹底的に底上げし、どんな困難例であっても時間内で及第点が出せる力を身につけなければなりません。良い世界観でしなやかな仕事をお届けできるよう、車でいう止まる・走る・曲がるの基幹性能の追求を怠らないよう、感覚を研ぎ澄ませることが求められています。
そして、感謝
創業以来、多くの先生方のお力添えを頂けており、多くの方の消化器癌の早期発見・早期治療に繋がっています。御礼申し上げます。これまでご指導頂いた日々を決して忘れず、今後も当院を利用頂く全ての方に「受診して良かった」「紹介して良かった」「検査して良かった」と思っていただける消化器内視鏡診療を全力で行って参ります。今後ともよろしくお願い致します。
2025年の始まりはKANさんの「青春国道202」「BRACKET」からです。学生時代は福岡県で過ごしていました。色々思い出します。KANさん、本当に良い曲が多すぎます。
まつおか内視鏡内科をよろしくお願い致します。
まつおか内視鏡内科 松岡 訓