便潜血陽性にて受診された方。人生初の大腸内視鏡検査にて下記病変を認め内視鏡治療致しました。病理結果は術前診断に矛盾なく、pTisと治癒切除でした。術前観察ではWILで発赤が強く、M-NBIでは概ねJNET2Aですが2結節の間は僅かですがJNET2Bを疑う所見でした。健康診断(便潜血)を受けて頂く重要性が理解できる症例ではないでしょうか。自覚症状が無いからこその健康診断という理解が大切です。
30歳代 男性 便潜血陽性
#.早期下行結腸癌 pTis
左:WLI観察、 中:NBI観察、 右:クリッピング縫縮後