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全大腸炎型潰瘍性大腸炎(粘膜治癒) 2024春の1枚⑦240325

[2024.03.25]

10年以上、潰瘍性大腸炎にて加療歴のある方。血便を認め今回大腸内視鏡検査となりました。治療が奏功し、観察時点では活動性の炎症所見は認めず(血管透見の消失なし)まずは安堵です。ただ大腸粘膜全体にこれまでの治療の歴史があり、炎症性ポリープを多数認めました。M-NBIでもJNET1と非腫瘍性病変と確認できます。潰瘍性大腸炎の中でも全大腸炎型は発癌性もあるため慎重な対応が望まれます。罹患期間が長期に及ぶ方や特に全大腸炎型の方は定期的な検査(surveillance)を行うことが大切です。

 

30歳代 男性 便潜血陽性

#.全大腸炎型潰瘍性大腸炎 粘膜治癒

左上、右上、左下:WLI観察、 右下:NBI弱拡大観察

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