メニュー

「がん10年生存率57%」国立がん研究センターの報告

[2020.03.22]

院長の松岡です。

人気男性漫才師の方の大腸がん手術の記事

本日の朝刊に人気男性漫才師の方が大腸がん手術とありました。

血便を主訴に大腸カメラ検査を受けたところ、早期大腸がんを認め手術を受けたそうです。

治療後に説明を受けた際「僕はまだ生きられると思った」とのコメントが大変印象的であります。「人としての素直な気持ち」が集約されていると思います。

当院で胃カメラや大腸カメラ検査を行い病気が見つかり内視鏡治療させて頂いた方の多くも、病理結果説明時に全く同様の言葉が漏れることが多いです。

 

医療に携わる者として皆様の不安一つ一つにしっかり向き合うことができればこれほど嬉しい事はないのではないかと思います。皆様にどれだけ安定した正確な内視鏡検査・手術を提供できるかが当院の生命線であり役割と考えます。

そのためにも私は日々内視鏡技術の研鑽を積み、医院としてはスタッフの育成にも力を入れ、チームで皆様一人ひとりに丁寧な内視鏡診療を提供して参ります。

「がん10年生存率57% 技術進歩 改善続く」

先日新聞に「がん10年生存率57% 技術進歩 改善続く」と題して国立がん研究センターからの報告(2003~2006にがんと診断された方の10年後の生存率)が記載されていました。

特定のがん細胞を狙い撃ちする分子標的薬・早期発見する診断技術の進歩などが貢献したと報告されています。

消化器領域をみると、部位別では大腸がん/胃がんと胆嚢がん/胆道がん/すい臓がんでは5年10年生存率で大きな開きがあり後者はいかに出来るだけ早く診断を付けられるかが今後の課題です。また、前者は早期発見することで治癒できる可能性が高まるので引き続き、内視鏡検査を積極的に行う事が大切と実感できます。後者については最近では超音波内視鏡検査や超音波内視鏡下穿刺吸引法を積極的に行う施設も増えています。ただ限られた施設での実施となるため、症状がある方や検診で要精査の方は腹部エコー検査での精査が第一歩となります。お気軽にご相談下さい。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME