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S状結腸LST-G(Mix)(血便、鉄欠乏性貧血) 今週の1枚240529

[2024.05.29]

貧血の進行と血便で大腸内視鏡検査のご相談を承った方。S状結腸に30mm大のLST-G(M)病変(0-Ⅱa)を認めます。色素散布で発赤が強調され、丈の高いⅠs病変を含めNBI拡大観察では表面構造は概ねJNET2Aでした。villous成分が強めで、遠景像から病変のvolumeも考慮し、cTisを念頭に大腸ESD適応病変と判断し、お世話になっている内視鏡スペシャリストの先生にコンサルトさせて頂きました。内視鏡治療の結果は術前診断に矛盾なく早期大腸癌であり、確実に治癒切除していただきました。早期発見・早期治療の大切さを痛感できる症例です。

<血便外来>

 

40歳代 女性 血便、貧血

#.S状結腸LST-G(Mix)

左上:色素内視鏡観察、 右上:NBI観察、 左下・右下:NBI弱拡大観察 

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