S状結腸腺腫(SnareMasterPlus 25mm径による内視鏡治療) 今週の1枚231018
[2023.10.18]
2年連続で便潜血陽性。今回、大腸カメラ検査目的に一大決心され受診されました。病変は拡大特殊光観察にてcTisも疑いましたが、病理結果はtubulovillous adenoma、断端陰性であり、治癒切除に至っております。オリンパス社製のディスポーザブル高周波スネア「SnareMasterPlus:スネアマスター」10mm径では腫瘍径が大きく、病変根部にスネアを運び込むことができませんでしたが「25mm径」を用いることで的確に安全な切除術の完遂に至りました。スネアマスターは術者のストレスを軽減してくれる素晴らしいアイテムです。
最適な処置具の選定と高周波の設定が大切です
40歳代 女性 便潜血陽性
#.大腸腺腫 0-Ⅰsp
左上:WLI観察、 右上:拡大NBI観察、 左下:焼灼後、 右下:クリッピング縫縮術後