便潜血陽性にて来院された方。大腸内視鏡検査にてS状結腸に20mm大の0-Ⅰsp病変を認めました。WLIでは典型的な鋸歯状、拡大NBI観察で松毬状pinecone-likeであり、TSAを念頭に内視鏡的一括切除を行いました。肉眼的診断と病理結果は一致し治癒切除でした。健診要精査時の際は大腸カメラ検査を受けましょう。
70歳代 女性
#.S状結腸腺腫0-Ⅰsp 鋸歯状腺腫:TSA traditional serrated adenoma
左上:WLI観察、 右上:拡大NBI観察、 左下:スネアリング切除後、 右下:クリッピング縫縮後