S状結腸鋸歯状腺腫(TSA:traditional serrated adenoma) 今週の1枚250319
[2025.03.19]
便潜血陽性にて来院された方。人生初めての大腸内視鏡検査にてS状結腸に25mm大の0-Ⅰp病変を認めました。WLIでは典型的な鋸歯状病変、拡大NBI観察で松毬状pinecone-likeであり、TSAと術前診断し内視鏡的一括切除を行いました。病理結果は術前診断に矛盾なく、治癒切除でした。
検診要精査時の精密検査はとても大事だと理解できる症例です。便潜血陽性の際は大腸カメラ検査を受けましょう。
40歳代 女性
#.S状結腸腺腫0-Ⅰsp 鋸歯状腺腫:TSA traditional serrated adenoma
左上:WLI観察、 右上:拡大NBI観察、 左下:スネアリング切除後、 右下:クリッピング縫縮後