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梅雨前のこの時期の胃腸炎、治らない咳・気管支炎

[2019.06.04]

院長の松岡です。

 毎年この梅雨の入り口の時期に増える病気があります。特に下記の2点はご注意下さい。

①急性胃腸炎 

気温・湿度がぐんぐん上昇しており皆さん、体力の消耗も激しいと思います。細菌の増殖力は強く、冷蔵保存の食材をうっかり常温で放置していますとあっという間に細菌が増殖します。指数関数的な増殖率ですので太刀打ちできません。よって食材は決められた方法で保存・賞味期限内においしく頂きましょう。また、頻回な嘔気嘔吐・下痢による吐物は強い感染力があり、他人が接触すると容易に感染します。介助者の方は使い捨て手袋を着用し次亜塩素酸消毒にて感染拡大の予防に努めましょう。

②改善しない咳

GW後、風邪が治らないと来院される方が増えています。もちろん、風邪をこじらせて..、喫煙が背景で..などありますが、この時期の季節性アレルゲンや通年性アレルゲンの影響で気管支炎を生じている方も少なくありません。適切な検査を行う事で正確な診断がつき、必要十分な治療で改善に向かうことが出来ます。

また、エアコンフィルター・室外機等のメンテナンスを梅雨に入る前のこの時期に行う事を強くお勧め致します。最近増えている除湿器・加湿器・空気清浄機のメンテナンスも同じです。特に高性能な器材であればあるほど、十分なメンテナンスを行う事でそのスペックを完全に使い切ることが可能となります。

 

その他、この時期は自律神経(交感神経・副交感神経)にストレス負荷が加わる時期であり、バラエティーに富む症状(めまい・ふらつき・耳鳴り・喉の詰まり(咽頭閉塞感)・前胸部違和感・下痢や便秘など)を認めます。十分な休息と十分な水分摂取を心がけましょう。

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