進行S状結腸癌(1年前から認める血便) 年度末の1枚230329①
[2023.03.29]
1年前からの血便、1ヶ月前から下腹部違和感で来院。初回の大腸カメラ検査です。「痔核と思っていた」と検査を先延ばしにされていたとのことでした。大腸検査では全周性に腫瘍の進展を認め、病変の口側へのfiber挿入が困難でしたので速やかに消化器外科様へコンサルトとさせて頂きました。これだけの病変であっても前回に提示した症例同様、貧血なし、腫瘍マーカー上昇なしです。「血便を認めた際はできるだけ早く大腸カメラによる精査が必要」と理解できる症例です。
※当院は消化器内科・消化器外科のその道のスペシャリストの先生方と病診連携を取りながら消化器内視鏡診療を実践させていただいております。
50歳代 女性 血便、下腹部違和感
#.進行S状結腸癌