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進行直腸癌、癌性腸閉塞(便秘症、血便) 今週の1枚240508

[2024.05.08]

6か月前から認める便秘、2か月前から認める血便を主訴に受診された方。問診では食欲低下、体重減少もあり、採血では高度貧血も認めます。腹部は膨隆、硬化が強く、腹部レントゲンでは大腸内に大量のガスを認め上行結腸に便汁を疑う二ボーを認めます。腸管閉塞を疑い精査並びに閉塞起点の解除目的に総合病院様へコンサルトさせて頂きました。

精査にて進行直腸癌による腸閉塞の診断。著明な大腸全体の内圧上昇により上行結腸壁は穿孔間際の裂創を認めていたとのことです。緊急手術による速やかな減圧術が施行され、今後待機的に根治術が検討される予定です。

 

いつもと異なる腹部症状を認めた際は、早めの検査による原因究明が大切です。

 

70歳代 男性 便秘、血便

#.進行直腸癌、癌性腸閉塞

立位腹部レントゲン像

 

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