横行結腸腺腫(便潜血陽性 0-Ⅱc病変) 今週の1枚240313
[2024.03.13]
便潜血陽性にて受診。大腸ポリープ切除既往がある方です。横行結腸に5mm大と小さい病変ですが中心陥凹を伴う0-Ⅱc病変を認めます。NBI観察では概ねJNET2A(おそらくピオクタニン染色では周囲はⅢL、陥凹局面はⅢsピットパターンを疑います)。十分なマージンをとり内視鏡切除術を施行致しました。病理結果はtubular adenoma low grade 治癒切除でした。教科書に記載があるような0-Ⅱc病変を見逃さないよう注意深い観察を心がけたいと思っております。
50歳代 男性 便潜血陽性
#.横行結腸腺腫 0-Ⅱc病変
左:NBI弱観察、 中:NBI拡大観察、 右下:クリッピング縫縮後