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早期S状結腸癌(便潜血陽性、オリンパス内視鏡の基幹性能) 今週の1枚221120

[2022.11.20]

排便後の血便と健診便潜血陽性で受診された方です。数病変認めたため、順に内視鏡切除させて頂きました。下記病変はハウストラ(大腸の襞)をまたぐ形でしたがしっかり位置を決め、型に沿ってEMRできました。操作性が不安定な時こそ、器具の素性(基幹性能)が試されます。Olympus社製の内視鏡は本当にバランスが良い商品です。狙ったラインでスネアをかけ一括切除~クリッピングとストレスなく実践できました。自動車でいうところの「走る・止まる・曲がるという当たり前の操舵応答性」が高い次元で保持されて初めて安定した内視鏡治療が完遂できると思います。

 

60歳代 男性 便潜血、血便

#.早期S状結腸癌(0-Ⅱa) pTis

左上:色素散布観察、 右上:拡大NBI観察 

左下:EMR切除術後  右下:クリッピング完全縫縮後

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