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今週の診療240602~ 6月に内視鏡使用条件を見直す

[2024.06.04]

院長の松岡です。

6月です。

以前からお伝えさせて頂いてる如く今月から「令和6年度診療報酬改定」により窓口支払いの変化があることがございます。特に生活習慣病で通院されている方に多いことが予想されます。自覚症状がない疾患であるからこそ合併症の予防が大切であり、その点に注力する国の狙いではないでしょうか。大きな合併症を起こす前に未然にコントロールすることが大切です。

消化器内視鏡学会週間 続報

定期的な学びは必要不可欠です。週末に地元富山で開催された「第92回 日本消化器内視鏡技師学会」に当院スタッフも参加いたしました。日々実臨床で行っている診療の「なぜ」を座学やハンズオンセミナーで理論的に巻き取るまたとないチャンスとなったと学会参加者から報告を受けています。なぜどうしては結局自身で解決しないと腑に落ちません。今後もまつおか内視鏡内科は「徹底した基本技術の習得を行うことで、正しい消化器内視鏡検査の提供」を心がけます。胃カメラ・大腸カメラの診療の質が求められる時代であるからこそ、学び続けることでしか答えが出ません。

使用条件を考慮した内視鏡仕様変更

内視鏡セッティングの見直しを行いました。画像強調についての設定見直しはこれまで何度も行ってきていますが、今回はシャフト部分や左手で用いる左右アングルアップダウンアングルについての見直しを行いました。年次改良(所謂ミニマムマイナーチェンジ)といったところでしょうか。内視鏡は体内(消化管内)に挿入し検査を行う器材です。したがって体内に器材が存在する状況を想定して内視鏡操作を行うことを考える必要があります。今更何を当たり前のことを言っているのかと多くの方に突っ込まれると思いますが、物質は3態変化(固体、液体、気体)し、それぞれ密度が違いますし、それにより観察時の屈折率も異なります。前者についてはつまるところ、プリロードをかけることが大事であるということです。モータースポーツシーンではあたり前の考え方ですが、ショックアブソーバーは着地ギリギリの1G状態で適正トルクをかけることが正しい装着方法です。同様にどの道具についても、その使用環境を考えて適切に使用することで100%の能力が発揮できると思います。つまりは使用条件を常に考えることが求められるわけです。

6月16日の日曜診療

次回6月16日(日)は日曜診療です。平日は多忙で内視鏡検査を受けることが出来ない方へ、機会損失の軽減目的に実施しております。お気軽にお問合せ下さい。検査枠が埋まり次第終了となります。このチャンスをぜひご利用ください。

<日曜診療>

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