今週の診療221113~ Why OLYMPUS
院長の松岡です。
昨日月曜日早朝の富山市は虹。そして2022年で最も多い内視鏡検査となりました。お待たせすることが多くご迷惑をお掛け致しました。
今週も引き続き胃カメラ検査・大腸カメラ検査が比較的多くなっております。内視鏡検査のご用命はお早目のご相談をお願い致します。
挿入困難例への対応
創業5年を経過し、内視鏡開業医としてのやり方も徐々にがデータ化出来ております。技術は既存データの蓄積の上に成り立つことは自明の理であり、本当に積み上げていく大切さを実感しております。
挿入困難例で他県から来院された方、前回検査で疼痛のため検査を途中で断念された方、前回挿入困難でかなり検査時間がかかったとご相談頂いた方々からもご評価を頂き、内視鏡内科医として励みとなります。当院で積み重ねた経験を有効に活用しその腸に適したスコープ・挿入法を選択肢することでで、出来るだけ辛くない検査の提供に結び付けていければと考えます。現時点で残念ながら当院に足をお運び頂いた全ての方にご満足いただける内視鏡診療の提供はできていないのが現状です。皆様から頂く貴重な御意見を糧に日々、内視鏡内科クリニックとして成長して参りますのでよろしくお願い致します。
内視鏡とドライビング
ラリージャパン2022も日曜日に無事終了し、勝田貴元選手が地元愛知で3位入賞を果たしました。本当に素晴らしい事です、おめでとうございます。LUCK勝田会長、勝田社長も大変お喜びのことと思います。私は内視鏡検査はドライビングとかなり似通っていると思っています。データを分析し、操舵反応性の高いオリンパス社製内視鏡システムのポテンシャルを最大限引き出し、制御することで狙ったレコードラインを駆け抜けることができます。特に当院で2回目以上内視鏡検査を行って頂いている方には説明をさせて頂いていますが、既に事前試走(レッキ)が終了しています。有視界走行ではなく、ペースノートという武器が既にあるわけで前回以上のパフォーマンスを発揮できる要素があります。ここで注意が必要です。もちろんペースノートがあれば強いのですが、当院では初見の検査となることも多いためかつて日本で盛んであったアベレージラリー時代の有視界走行技術もレベルアップを図っております。よって、内視鏡医(ドライバー)、内視鏡技師を含めたスタッフ(コドライバー)、内視鏡システム(マシン)のどれ1つが抜けても試合で勝てるはずはなく、3者を最適化したセッティングを繰り返し行い続けることで、難攻不落の様々な道をいなすことができ勝田貴元選手のような好成績につながると思います。
今後もオリンパス社の良いデバイスを有効に使い、安全で正確な胃カメラ・大腸カメラ検査の提供を実践していきます。