今週の診療について210627〜
院長の松岡です。
2021年上半期終了
今週で2021年上半期が終わります。学生さんは夏前の試験期間、体調管理に注意しながらベストを尽くしましょう。試験前や夏休みという考えより、どんな時でも常に日常に落とし込めるかがとても大切な気がします。
さて、今週も先週同様既に予定検査が多く、気が抜けない日々となります。また、夏季休暇のお知らせもアップしましたのでご確認下さい。内視鏡検査についてはお気軽にご相談下さい。
次の打ち手を出し続ける
先週も内視鏡検査で数名の方に進行した病変を認め、いつもお世話になっている外科医の先生にご紹介させて頂きました。当院で内視鏡治療できる早期病変は全て切除させて頂きました。1症例、25mm大の比較的大きな病変を認めました。型の如く拡大検査を行い内視鏡治療適応(EMR)と判断し、切除させて頂きました。大きな病変はそれを栄養するための血管も太く、且つ多数あることも多く、今回の症例はスネアリング時に3本の動脈からの出血を認めました。深呼吸を行い慎重にEVIS X1 CV1500のRed Dichromatic Imaging:RDIとゼリー使用で破綻血管の狼煙サインを1本1本同定し、クリッピング止血したのち、病変を完全縫縮して検査を完遂出来ました。①当院で対応できる限界を正確に把握しながら安全な内視鏡検査を提供すること、②若干想定外のことが生じても体の動きを止めず次の打ち手を出し続けること がいついかなる時でも同じ質で皆様に提供できるよう、③上滑りすることなく基本の徹底に拘り研鑽を積んで参ります。
良い環境
内視鏡診療はチームプレーです。日々緊張感のある内視鏡診療を支えてくれているスタッフには本当に感謝の言葉しかありません。良きスタッフに恵まれているからこそ目の前の検査に没頭でき、皆様に丁寧な内視鏡検査を提供することができます。仕事とはいえ、毎日多くの検査に携わってくれているのはこの仕事が好きだからなのではないかと思います。当院はスタッフそれぞれが成功体験を積み重ねて自分の仕事に自信や誇りを持てるような環境の整備にも力を入れております。先週夏の賞与額を決めました。夏の暑さに負けずスタッフ一同頑張りたいと思います。