メニュー

改めて当院の大腸内視鏡検査の特徴

[2020.08.05]

院長の松岡です。

COVID-19感染拡大並びに、夏の暑さ(食中毒・熱中症にご注意下さい)が同時に襲ってくる時期ではありますが可能な限りの感染症対策を講じながら内視鏡診療に力を入れています。

内視鏡検査を続けることで

毎日多くの大腸カメラ・胃カメラを行わせていただいていることで徐々にではありますが確実に「当院の内視鏡検査の質の向上」「私の内視鏡さばきの向上」に繋がっており「多くの発見」もあります。これも消化器疾患でお困りの方に当院を利用して頂いているからであり、ご利用頂いている皆様に育てて頂いていると実感しております。よって今後も消化器内視鏡診療を通じた社会貢献を実践して参ります。

内視鏡検査の必要性そして印象

様々ながん罹患率・がん死亡率の統計データをみるとやはり胃がん・大腸がん(結腸がん/直腸がん)をはじめ頭頚部がん(咽頭がん/喉頭がん/食道がん)が日本人に多い事実は見逃せず、早期発見・早期治療に結び付けることが重要です。そのためにやはり内視鏡検査を受ける必要があります。

ただそうはいっても大腸・胃カメラ検査はお世辞にも良い印象があるとはいえない検査です。むしろやりたくない検査の上位にいつも上がる事が多いです。(私も含め)本当は受けたくない胃・大腸カメラ検査ですが(特に大腸内視鏡検査を受けに受診される方が口をそろえておっしゃるには)「知り合いからとても痛い検査と聞いている」「調べれば調べるほど痛い・辛いしかでてこない」「以前の検査ですごくつらかった」「ポリープを切る時痛いんですか」等々。辛辣なコメントが多いことが大腸内視鏡検査に対する皆さんのご意見なようです(その答えについては当院の内視鏡内科コンテンツを参照下さい)。

当院の検査状況

早いものでこの10月で開業して丸3年です。これまで6000人弱の方が当院で内視鏡検査を受けて頂き、そのうち41%が大腸内視鏡検査を受けて頂いた方です。また当院で2回以上大腸カメラ検査を受けて頂いてる方は211人に上り、9%の方が大腸内視鏡検査リピーター(こんな呼称で良いのかどうかわかりませんが)になっていただいています。2回目以降大腸カメラを受ける理由は様々あります。①大腸ポリープ切除術歴がある方、②大腸がん術後のサーベイランス、③炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)のサーベンランス、④大腸憩室出血など多岐に渡ります。今後も次に繋がる優しい内視鏡検査を行うことで当院を選んで頂けるよう技術の研鑽を積んでまいります。

大腸内視鏡検査への思い

大腸検査については年1000件ほどを行っています。当院で検査を受けた方全員に「あなたの大腸は大丈夫でした!」と言えることが理想ですが残念ながら毎年数名の方は盲腸まで内視鏡を入れきることが出来ず、忸怩たる思いであり申し訳ない気持ちです。一番は技術的な問題ですので日々技術を高めていくしかありません。そしてなぜ入らなかったを徹底的に分析することが大切です。これまでのデータの蓄積で色々自身の弱点・課題が見えてきています。徹底的に対策を講じ補強していきたいと思います。学生時代の夏の暑い時期(もちろんエアコンはありません)に学校の先生から傾向と対策の必要性を説かれていたことが懐かしいです。ただ色々策を講じても挿入できない方については信頼のおける内視鏡スペシャリストの先生にご紹介させて頂き確実に検査を行っていただくよう対応させて頂いています。「自身の限界を作らない」ことは大切であり日々実践していきたいテーマではありますが無茶をすることはよくありません。「己を知る」ことに努め「諦める勇気を持つ」ことで安全な内視鏡診療を皆さんにご提供して参ります。トータルで皆様により良い診療を提供できるよう、こんな時期であるからこそ安心して安全に当院をご利用いただける準備を行って参ります。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME