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中下咽頭病変の観察も非常に大切です。

[2020.06.14]

院長の松岡です。

本日は耳鼻科領域の疾患の中で消化器内視鏡医がお手伝いできる分野のお話です。

極細径内視鏡GIF-1200Nによる中下咽頭の観察

消化器内視鏡分野の技術革新は目覚ましく、同じ操作をしていても用いるデバイスが変われば見える世界が変わります。

胃カメラ検査では言うまでもなく食道~胃~十二指腸の観察は非常に大切であります。特に胃がん、食道がんの早期発見は極めて大切です。

さらにこれまで観察が難しかった「咽頭喉頭領域の観察」も最新の極細径内視鏡を用いることで①短時間で②苦痛を最小限に検査を行うことができ、さらに病変の早期発見する機会が増えます。

「食道がん・中下咽頭がんのハイリスク患者さん」は特に念入りに観察することが大切です。

Valsalva法を用いることで下咽頭後壁~輪状後部の観察も十分に行う事が出来ます。

画像強調内視鏡/拡大内視鏡/色素内視鏡の有用性

通常光観察(WLI)では咽頭表在がんの発見には限界があると報告が散見されますので、NBI、BLIといった画像強調内視鏡(Image Enhanced Endo

scopy:IEE)や拡大内視鏡色素内視鏡を用いることで早期発見・早期治療へと確実に結び付けることが出来き、結果としてより豊かな人生をご提案できるのではないかと思います。

当院では胃カメラ・大腸カメラ共にオリンパス社製内視鏡システムを採用しております。上部消化管内視鏡検査では極細径と高解像度を高い次元で両立させた「GIF-1200N」を用い検査を行う事で、ここ2か月で中下咽頭病変を3症例発見することが出来ました。責任を持って適切な医療機関様にご紹介させて頂き、適切な治療へと結びつけて参ります。

今後も「街の内視鏡医として」皆さまの消化器疾患・胃腸疾患に対応して参ります。ご心配な方はお気軽にご相談下さい。

 

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