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寒い日の大腸カメラあるある

[2020.02.19]

院長の松岡です。

昨日は朝から医院の雪かきを行い、一汗かいてからの診療でした。

今シーズンは暖かかったと思っていたのが一転、昨日はとても寒かったです。寒い日は腸の動きも悪く、通常通りの大腸カメラ前処置(※1)ではなかなか便が出ません。便通異常で困っている方も経験があると思いますが、寒い日は特に便通が悪いです。よって普段のように大腸検査を始めましたが前半4名の腸はほぼ同じように腸管洗浄液がかなり残っていました。S状結腸は軸保持法(※2)を行えますが、横行結腸に残液が残っているのでうまく腸管を巻き取ることが困難でありなかなかしんどい検査になることが容易に想像できました。そんな時は急がば回れで発想を変えます。特に前半3人はデジャヴュのように全く同じでありました。しかしながらその方に最適な大腸内視鏡挿入法と大腸内視鏡カメラを用いることで結果的に安全に最短で検査を完遂することが出来ました。

大腸検査は辛いからといって途中で終了してしまうとその奥に病気があった場合発見ができません。致命的な問題にならないためにも(特に内視鏡検査を受ける心構えとして)「なぜその検査を受けなければならないのかという問題意識を患者さん自身がしっかり持つこと」が非常に大切です。当院では多少辛い検査になったとしても、腸管負担を最小限にとどめ結果的に可能な限り辛くない検査を行う事を心がけています。

腸管洗浄液もいくつかのメーカーから出ておりその特徴をしっかり把握し担当者とディスカッションを定期的に行い、また全国の内視鏡専門施設の先生方からの貴重なアドバイスを取り入れながら、当院独自のノウハウの構築を図っています。

〇 これまで大腸カメラ検査に苦労された方

〇 大腸カメラが途中までしか入っていない方

〇 大腸カメラを受けなければならないが不安でいっぱいな方

などの方はお気軽にご相談下さい。

 

 

※1.大腸カメラを行う際、腸内の便を下剤等で排除してから検査を行います。

※2.腸のねじれを大腸カメラの軸に合わせて、腸の負荷を最小限にして大腸カメラ検査を行う挿入法

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