院長の松岡です。

木曜日に金沢で開催された消化器内視鏡研究会に参加してきました。国立がん研究センターの解析では日本人の大腸がんの祖死亡率、祖罹患率(特に女性の結腸がん・直腸がん)は増加していると報告されていました。NBIシステム(狭帯域光観察)の開発に携わられた先生のお話では、通常光観察のみではなくNBI観察で大腸粘膜を丁寧に観察することで、微小がんの見逃しを限りなく防ぐことができると申されておりました(当院では全例NBI観察を行っております)。

また、一度大腸内の(確認できる範囲の)ポリープを全て切除しても1年後再検査を行うと30%ほどに新たなポリープを認めるとの報告データも提示され、(特に)大腸ポリープ切除術後の方は、大腸カメラ検査を定期的に受けて頂くことが必要であると再確認できました。

当院では出来るだけ苦痛なく、安全に正確な検査を実施できるよう院長はもちろんのこと、スタッフ教育にも力を入れ、医院全体の診療の質を高めるよう努力しております。大腸カメラ検査・胃カメラ検査をご検討の方はお気軽にご相談下さい。