回盲部腫瘍LST-G(消化器内視鏡ドック) 2023夏の1枚230709③
[2023.07.09]
消化器内視鏡ドックではじめての大腸内視鏡検査の方。虫垂開口部とバウヒン弁の間に側方方向に広がるLST-G病変(0-Ⅱa)を認めます。NBI拡大観察では表面構造は概ねJNET2Aですが、一括切除を考慮すると大腸ESD適応病変と判断致しました。
「なぜ今回大腸検査を受ける気持ちになったのですか」とお尋ねしたところ「なんとなく大腸が心配で」とのことでした。ご自身の第6感といったところでしょうか。本症例は内視鏡治療適応病変ですので本当に今回のタイミングで検査を受けて頂きよかったのではないかと思います。
「40歳以上で大腸内視鏡検査を受けていない方、当院では消化器内視鏡ドックで対応もいたしております」
60歳代 女性 消化器内視鏡ドック
#.回盲部腫瘍LST-G
左:非拡大NBI観察、 中、右:NBI弱拡大観察