メニュー

バレット食道腺癌(健診異常) 2024秋の1枚241009⑥

[2024.10.09]

背景は萎縮傾向が強い木村竹本分類0-3の慢性萎縮性変化を認める胃粘膜であり精査にてピロリ菌現感染。

WLIで食道胃接合部2次方向にバレット食道粘膜を認め、NBLでbrownish areaの平坦陥凹病変として、AIM散布で発赤が強調されるwash outされたⅡc病変として描出されます。SSBE上には発症したバレット食道腺癌と判断し、いつもお世話になっている内視鏡治療スペシャリストの先生にコンサルトさせて頂き、ESD治療の方向となっております。

バレット腺癌は食道胃接合部上に胃酸暴露に伴う長期炎症性変化による発癌する疾患です。今回はピロリ菌現感染でしたが、ピロリ菌未感染でも診断されることが少なくないため、注意深い観察が求められます。

 

60歳代 男性 

#.バレット食道腺癌(平坦陥凹病変)、 #.慢性萎縮性胃炎0-3  

左:WLI観察  中:NBI観察  右:AIM散布観察  

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME