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今週の診療について200913~

[2020.09.13]

院長の松岡です。

今週の診療について

先週同様、すでに検査枠が20件を越えている日が続きます。終日内視鏡検査となりますのでお待たせするとが多いと思います。消化器疾患初診受診、遠方から内視鏡検査希望で来院される方は①web予約、②事前にTELして頂くと助かります。継続したCOVID19対策を行う事で安心した内視鏡検査・手術を提供して参ります。インフルエンザワクチン接種についてのお問い合わせも非常に増えています。近日中に本年度の同院の対応をお示し致します。

内視鏡新システムについてのご意見

OLYMPUS製の新型内視鏡システムEVIS X1 CV1500と極細径内視鏡GIF-1200Nを組み合わせた検査を100件以上させて頂きました。当院で2回目以上検査を受けて頂いている方には従来のGIF-XP290Nでの画像と比較して頂いていますが「驚嘆の声」「画質向上への溜息」が本当に多いです。また初期トラブルなどのトラブルシュ―ティングも終わり、画像の大まかなセッティングも4回目の仕様変更でほぼ決まりました。今後は全国の内視鏡スペシャリストの先生方と更に情報共有し、症例を多く積むことで細かなセッティングを行い最高の番手を出していきたいと思います。そうすることで当院を利用される全ての世代の方に消化器内視鏡診療を通じた社会貢献ができると考えています。

先週の診療

先週は30~40歳代の方にも15~20mmの大腸ポリープを認める症例が数例あり、しっかり拡大観察したのち、安全に内視鏡手術させて頂きました。皆さん口をそろえておっしゃる声は「まさか私の腸に」「自覚症状はなかったのに」です。丁寧な前処置を行っていただいていますので小さな病変から大きな病変まで当院で対応できる腫瘍は全てその場で切除できます。内視鏡検査はトータルで考えることが大切であり、医師一人で行う医療行為ではありません。内視鏡技師はもちろん看護師・スタッフ全員のチームワークで一連の安定した治療を提供できると私は思います。内視鏡業界では疼痛をできるだけ少なく検査を行う事、数分で盲腸までファイバーを挿入する事はもはや当然と言われています。大切な事は(当たり前のことですが)病変を正確に診断する能力・正確に安全に切除する技術・後出血をいかに起こさないようにするか(止血技術)であり、やはり高い技術力が前提となります。さらにAI導入がどんどん導入されており、今後ますます真の技術力が求められていくと実感しています。今後も私の技術力向上はもちろんのこと、スタッフのスキルアップため内視鏡技師会、院外研修、勉強会、講演会、全国の内視鏡クリニック様との情報交換など(感染症の状況を鑑みて)に積極的に参加していきます。皆様のニーズにしっかりお応えできるよう、当院の内視鏡技術の底上げを図って参ります。

また当院で対応困難な病変については経験豊かな信頼のおける総合病院の内視鏡専門医の先生に責任をもってご紹介させて頂きますのでご安心下さい。先日も10年に渡りご指導頂いている内視鏡指導医の先生に助けて頂きました。本当に感謝致します。

様々な場面でいつもご支援・ご指導を頂いている総合病院消化器内科のスペシャリストの先生方には本当に感謝の言葉しかありません。今後ともよろしくお願い致します。

日々勉強する必要性

内視鏡検査を行っていますと時として希少な疾患に出会う事があります。そして症例が多ければ多いほどその確率が増えるのは必然となります。よって内視鏡診断能力を高めていく事が我々にとって大切となります。技術革新により内視鏡モニターも4Kは当たり前の時代です。これまで見えなかった小さな微小病変もくっきりみえます。即ちモニターに病変が見えていても、その病変を頭で認識出来ていなければ見えていないのです。また同じ病変でも一昔前と異なる疾患概念つまり、以前はがん化しないと言われてたものも昨今の研究で実はがん化することが分かったものもあり、どんどん医学は進歩しています。最新の医学を皆様に提供できるよう日々探求心を持ち消化器診療・胃腸科診療に携わってきたいと考えます。

 

 

 

 

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